血液がんと聞くと、何だかよく分からないとか、不治の病といった印象を持たれる方も多いかも知れません。 しかし、実は、血液がんの診断や治療は最も進歩している分野と言っても過言ではなく、新しい薬も続々と開発され、治療成績も飛躍的に改善しています。 …
私たちの体内の血液量は体型や年齢・性別により個人差があるものの体重の約8%で、このうち約10%は肝臓や脾臓に貯められ、残りが体内を循環しています。その循環血液量は男性で75mL/kg前後、女性で65mL/kg前後と言われ、例えば体重60kg …
私たち、ヒトの体は、約37兆個の「細胞」からできています。 「細胞」の1つ1つの中には、「核」が入っており、その「核」の中には、46本の「染色体」が存在しています。1つ1つの「染色体」をほどいていくと、らせんの構造をした「DNA」が現れます …
学校というものは小児がんの子どもにとって、「変わらない存在」としてとても重要です。退院後に学校に戻るということは、日常生活を取り戻す上での大切な鍵となります。学校に戻り、友達との交友関係を続けることやクラスメイトとの日常的なふれあいは、子ど …
家族の中に患者とドナーが存在するようになると、家族内の関係性に影響を及ぼすこともあります。 命に関わるモノ(造血幹細胞)をやり取りしたことで起こる影響です。 しかし、移植は治療のための医療行為です。患者さんが申し訳ない気持ちになったり、ドナ …
患者とドナーが家族である場合、両親や兄弟、子どもなどの他の家族は家族内に医療の対象となる方が2人存在することになります。 もし、わが子が患者とドナーになったら、どちらも大切で心配で困ってしまう場合もあるでしょう。わが子を助けたいけど、もう一 …