移植を待つ患者さんとHLAが適合し、骨髄バンクからオレンジの封筒が届いても、仕事を休めないことが理由で提供を断念しなければならない登録者がとても多くいらっしゃいます。仕方のない理由だとも思いますが、職場の協力を受けることによって、クリアできることもあるかもしれません。
骨髄バンクのドナーになり、実際に提供をするということについて、一般の方々はなかなか理解し難いものです。しかし、もし自分が患者や家族になったとしたら、「生きたい!」「救ってやりたい!」と思うものではないでしょうか。究極のボランティアと言われているドナーは、社会の理解が無ければ成り立ちません。
最近はドナー休暇制度を取り入れ、支援をしてくれる企業や、支援制度を整備している自治体もありますので、是非、身近な支援制度があるかどうか確認をしてみてください。
もし、ご自身の職場に理解の輪を広げたいと思われる場合は、是非、私たちにご相談ください。できることからはじめましょう。
詳しい内容は日本骨髄バンクのドナー候補者の職場の皆さまへ (日本骨髄バンク/PDF) が参考になります。