骨髄ドナー登録説明員について

骨髄ドナー登録説明員とは

骨髄や造血幹細胞を提供するドナーになっていただくためには、様々な要件があり、これらの要件についてよくご理解をいただいていることが前提となります。骨髄ドナー登録についての様々な要件についての説明及び登録手続きを実施するのが「骨髄ドナー登録説明員」です。

説明員の役割の流れ

  1. 街頭や献血ルーム、献血バス等で行われる骨髄ドナー登録会で、登録希望の方の受付をします。
  2. 骨髄ドナー登録から骨髄・末梢血幹細胞提供までの流れを説明し、疑問点などの質問にお答えします。
  3. 登録の意思があった場合は、骨髄バンクドナー登録申込書に記入いただき、記入漏れ、間違いがないかを確認します。
  4. 医師の問診と採血へご案内します。なお、説明員には医学的な専門知識は必要ありません。しかし骨髄バンクや骨髄移植についてある程度の知識と理解が求められます。これらは説明員養成講座を受講していただければ大丈夫です。

説明員は、ドナーの善意で提供していただく健康な骨髄や末梢血幹細胞での移植によって患者さんの命に繋がるかもしれないという大事な役割を担っています。現在も、各地で説明員が活躍していますが、ドナー登録者高齢化と併せ説明員の高齢化という課題もあり、若年層を対象とした登録会を増やしていくためにも、新しい説明員を必要としています。

 骨髄ドナー登録説明員になるには

骨髄ドナー登録説明員になるには、「説明員養成研修(講義、ロールプレイング)※」を受講し、登録会に1回以上参加し、実地研修を行うことが必要です。講座の指導員は内容を十分に理解した受講者を、JMDP(公益財団法人日本骨髄バンク)へ説明員として推薦します。後日委任状、説明員証明書が発行され、説明員として認定されます。委託期間は原則2年ですが、一定の条件により更新されます。

※研修の時間は、はおおよそ半日から1日程度です。

説明員は、それぞれの地域で活動しています。登録会の日程や説明員のとりまとめ方法は各地により異なります。なお、ドナー登録説明員として、登録会に参加した場合は、日本骨髄バンクから交通費と活動費が支払われ、ボランティア保険にも加入します。

神奈川県では骨髄ドナー登録説明員養成講座を開催しています。

対象は神奈川県内に在住、在勤または在学している18歳以上の方(但し、高等学校に在学している方を除く)で、骨髄ドナー登録に関心があり、説明員としてボランティア登録を行い、神奈川県内でボランティア活動が可能な方です。

詳細は神奈川県ウェブサイトをご覧ください。

神奈川骨髄移植を考える会

ボランティア団体として神奈川県と共催して養成講座を開催しています。なお、希望により、神奈川県内で説明員として活動できる方を対象に、個別の説明員養成研修を受け付けています。メールでお問い合わせください。
詳細は神奈川骨髄移植を考える会ウェブサイト

その他の地域の方は、お近くの市町村やボランティア団体へお問い合わせください。ボランティア団体の一覧は日本骨髄バンクウェブサイトを参照してください。

神奈川県内でドナー登録説明員として活動するには

説明員として活動の流れ(神奈川骨髄移植を考える会の場合)

  1. 事務局は説明員である会員へ登録会の予定表をメールで送ります。
  2. 会員は受信した予定表の中から、参加希望日を回答します。
  3. 事務局は人数を調整して会員へ正式に依頼します。
  4. 当日は(9:00~10:00位)登録会場に集合して、受付の準備と配布物のセット、日本赤十字社と当日の流れについて調整し、登録会を始めます。
  5. 会場で、チラシとティシュ等を配布しながら登録の呼びかけをします。
  6. ドナー登録希望・説明希望者に対し、説明員として必要事項を説明し、登録希望の意思確認ができれば、登録手続きを行います。
  7. 医師の問診と採血へ案内します。
  8. 終了は16:00~17:00位で、登録申込書の確認と片付けをして終了です。

登録会場は、街頭、イベント会場、県内の大学、ショッピングモール、献血ルームなど様々です。開始・終了時間や休憩時間など各会場により異なります。

神奈川骨髄移植を考える会では、県内で行われるドナー登録会と、説明員の人数を調整しています。会員には登録会の開催日などの情報や広報誌をお送りします。

詳しくは神奈川骨髄移植を考える会のウェブサイトをご覧頂き、メールで連絡をください。

その他の地域の方はお近くの骨髄バンクのボランティア団体へお問い合わせください。

上記の流れについて、各団体で説明員の登録等はさまざまですが、登録会の流れはおおむね同様です。
日本骨髄バンクのウェブサイトもご参照ください。