骨髄提供と家族のこと

ドナー候補者本人は提供意思が強くとも、ご家族は案じるものです。もしも、提供することで健康を害するようなことがあったら…と心配するのは当然のことでしょう。最終同意には、ご家族の同席が必要です。骨髄バンクは中立の立場で接し、ご家族の反対がある限り、決してそのコーディネートは進行されません。

患者さんの期待と命がかかっていることを理解していただいたうえで、ぜひ早めに丁寧にご家族への説明と同意の有無を確認しください。どうしても同意が得られないことがわかった時には、速やかに勇気をもってその旨をコーディネーターにご連絡ください。

ドナー登録中に、ご自身の家庭環境も変化すると思います。ご結婚されたり、子供が生まれたり、場合によっては家族の介護などで動きが取れなくなる方もいらっしゃるかもしれません。ご自身だけでなく、環境の変化に応じてご自身の意思を伝えておくことは、造血幹細胞移植の正しい理解と普及にもつながります。できることからはじめましょう。

詳しい情報は日本骨髄バンクドナー候補者のご家族へ(日本骨髄バンク)(PDF) が参考になります。